賀川豊彦学会

第35回(2023年度)賀川豊彦学会大会 盛況のうちに開催されました

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2023年9月8日(金)ー9日(土)、関西学院大学 西宮上ヶ原キャンパスにて、第35回賀川豊彦学会大会が開催されました。(共催:明治学院大学。後援:関西学院大学)。


1日目のプログラムは、前回大会の開催地であった韓国大邱大学の李槿溶(リ・クンヨン)総長と河映秀(ハ・ヨンス)教授のご挨拶から始まりました。前回大会のお礼と共に今後のますますの友好協力関係を願って、賀川豊彦学会からの記念品(関西学院大学クッキーとスポーツタオル)の贈呈を行いました。


続いて岡田健一氏(鳴門市賀川豊彦記念館 元館長)から「賀川豊彦を動かしたもの−『宇宙の目的』から探る−」と題して基調講演が行われ、続く研究発表では、森田明彦氏「賀川豊彦とジャック・マリタン-キリスト教人格主義の東西比較」、藤田潔氏「賀川豊彦の聖書解釈−「既知」と「新知」の肩車的考察−」、金丸裕一氏「賀川豊彦「秘話」形成過程の一考察-特に民国政要との関係を中心に-」、庾凌峰氏「賀川豊彦と中国基督教界ー1938年マドラス世界宣教会議を手がかり」の各氏からの発表と活発な質疑応答が行われ、大変充実した研究会となりました。その後は神戸元町に場所を変え、懇親会を行いました。全国の地域や国を超えて集った参加者らの語らいは尽きず、交流を深める時となりました。

2日目は、神戸賀川記念館にて、ワークショップを開催しました。小野歩氏(記念館主任)より「神戸賀川記念館の取り組み」と題して、地域社会における福祉や教育など多岐にわたる活動内容について講演がおこなれたのち、小野氏の案内で賀川豊彦の神戸での活動関連スポットをめぐる「賀川ウォーク」を行いました。最後は、記念館内の食堂「天国屋」にて盛岡冷麺をいただき、本大会のすべてのプログラムは終了となりました。

1日目のプログラムは対面とオンライン併用で開催され、参加者は対面22名、オンライン9名、2日目参加者は11名でした。

大会共催の明治学院大学キリスト教研究所、また後援の関西学院大学に心より感謝申し上げます。

なお、次年度大会は、下記の予定です。
第36回大会予告

【日時】2024年9月13日(金)―14日(土)

【場所】鳴門市賀川豊彦記念館(徳島県)

【内容】基調講演、研究発表、総会、鳴門市周辺の賀川関連地訪問、等

賀川豊彦学会初の鳴門での大会開催です。プログラムや参加費等の詳細については、今後の学会員向けニュースレターにて随時お知らせします。





第35回(2023年度)賀川豊彦学会大会       盛況のうちに開催されました