賀川豊彦について

スラム街での救貧事業からはじまり、労働組合、農民組合、協同組合、平和運動、そして日本初のミリオンセラー作家…
幅広い賀川の活動を貫いたのは隣人愛に基づく、助け合いの精神と行動でした。

賀川豊彦

賀川豊彦は若き日、神戸のスラムに身を投じて貧しい人々の救済に専念しました。壮年時代には、労働組合運動、農民運動、協同組合運動、無産政党樹立運動に献身し、関東大震災が発生するや、東京にて、罹災者救済やセルツメント事業に力を尽くしました。 また生涯を通じて日本と世界にキリスト教の伝道を行い、戦後は伝道と著作のかたわら世界連邦運動を提唱、指導しました。
これらの諸活動を継続する間に宗教、哲学、経済、社会、文明批評、随筆、小説等の作品を多数発表しました。それらは、彼の死後「賀川豊彦全集」全24巻として刊行されています。 彼の事業は関西、関東を始め全国に亘り数多くの同志を組織して行われ、その運動は広範な規模において展開されました。

賀川豊彦紹介ビデオのご案内

雲柱社の創設70年を記念して制作したオリジナルビデオにこの度英語字幕を挿入し、YouTube上に公開致しました。これにより、世界中の方にご覧頂けるようになりました。下記表題をクリックしてぜひご覧ください。

ユニセフ「子どもの最善の利益を守るリーダーたち」

賀川豊彦は次の時代の人となる子どもたちにいつも大きな期待を寄せ、子ども達の権利を守り、教育を促進する活動に努めてきました。この活動が認められ、1999年12月、国連が採択した「子どもの権利条約」のもと、「子どもの最善の利益を守るリーダー」として、世界の52人の一人に選ばれました。
※下記の画像をクリックすると大きな画像が表示されます。

賀川豊彦の関係事業展開図、および初期事業

※この展開図は賀川の働きを一部現代的に捉えた部分で、各関係機関の解釈と異なる場合があります。
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