人間の連帯のうえに成り立つ社会を構想しようとする人たちにとって、賀川豊彦はひとつの希望である。生活協同の運動は、もう一度、その根本理念を確認して歩みを進めていくことが必要である。その歩みは世界平和にまで通じると賀川は確信していた。―あとがきより