私たちは 2020 年よりコロナ禍によって新しい⽣活様式を模索せざるを得ない状況に陥っている。 これは世界同時的な災厄であるという共通性の⼀⽅で、リモートワークに従事しつつ⽥園⽣活へと 居を移す者もいれば、⾃粛の下で廃業する飲⾷業・旅⾏業者、さらには⽇々最前線で COVID-19 と 闘いながら、疲弊する医療や福祉分野のエッセンシャル・ワーカーなど、その影響は多様である。 各国の対策が必ずしも歩調を合わせたものとはなっていないことも、⼤きな問題となっている。 WHO をはじめとした国際機関・国際社会の機能不全、さらには「⽣命か経済か」という残酷な問 いなど、コロナ禍の私たちは⼈類史的にも極めて⼤きな難題に直⾯している。 第6回シンポジウムでは、コロナ禍での私たちの⽣活の変容、さらに賀川豊彦から何を学び、いか なる途を歩むべきかという⼤きなテーマを軸に、⽇本の農村社会を⾜場に協同組合史を論じる⽯⽥ 正昭⽒(京都⼤学学術情報メディアセンター研究員)と、オランダ市⺠社会論を通して⽇本におけ る公共圏形成の可能性を問う稲垣久和⽒(東京基督教⼤学特別教授)が対論する。後半では、昨 12 ⽉ 4 ⽇成⽴した労働者協同組合法により新しいステージへと歩みだした労協運動を代表して⽥嶋康 利⽒(⽇本労働者協同組合連合会専務理事)に加わっていただき、⿍談としてさらに議論を深める 2時間としたい。
⽇ 時:2021 年 2 ⽉ 4 ⽇(⽊)18:00〜20:00(場合によって 30 分ほどの延⻑あり)
会 場:Zoom©を⽤いたオンライン開催
パネリスト: ⽯⽥正昭(京都⼤学学術情報メディアセンター研究員、三重⼤学名誉教授、前⿓⾕⼤学教授) 稲垣久和(東京基督教⼤学特別教授、同⼤学公共福祉研究センター⻑) ⽥嶋康利(協同総合研究所常任理事、⽇本労働者協同組合連合会専務理事)
司会進⾏:伊丹謙太郎(法政⼤学⼤学院連帯社会インスティテュート教授)
参加⽅法 参加費無料 申込みはこちらのフォームから
➡https://ws.formzu.net/fgen/S19797125/ * お申込後に、⾃動返信メールで zoom の⼊室情報をお送りします。
共催:賀川豊彦シンポジウム実⾏委員会、賀川豊彦記念松沢資料館、明治学院⼤学キリスト教研究所 賀川豊彦研究 プロジェクト、法政⼤学・伊丹科研(課題番号:19K02182)
協賛:(⼀社)⽇本協同組合連携機構(JCA)、 (株)キリスト新聞社、 東京基督教⼤学 公共福祉研究センター
タイムテーブル
18:00〜 開催主旨説明(タイムテーブル、Zoom 操作、質問⽅法など)
18:05〜18:20 提題 ⽯⽥正昭「総合 JA における相互扶助について考える」
18:20〜18:35 提題 稲垣久和「新⾃由主義に対抗する協同組合運動―賀川豊彦「神の国」運動の現代的視座」
18:35〜19:00 対論 稲垣久和 vs. ⽯⽥正昭
19:00〜19:10 対論へのコメント ⽥嶋康利
19:10〜19:40 三者⿍談
19:40〜 来場者を交えた質疑応答・会場討論
20:00 閉会(※質疑が⽩熱した場合は、⼀度閉会した上でそのまま延⻑して議論を続けます)
連絡先:賀川豊彦シンポジウム事務局 東京基督教⼤学 公共福祉研究センター
E-mail: kci@tci.ac.jp tel: 0476-46-1131
在宅勤務: 080-6550-3800(担当:⾼橋)